トラブルQ&A

羽毛の基礎知識

  • 布団の羽毛が片寄ってきた。
  • 羽毛が出てきてしまった。
  • 臭いがするみたい?
【@布団の羽毛が片寄ってきた】
布団の中でふっくらふくらんで空気を取り込んで温めてくれる羽毛(ダウン)も、長年使用しているうちに羽毛同士が絡みあって、キルティングのマスの中で片寄ってしまう事があります。そんな時は中の羽毛をほぐすように布団の表面を軽く叩いて、羽毛を平均に散らすようにならせば片寄りも無くなって、再び空気をたっぷり含んだふんわりした風合いがよみがえります。

ならしても元に戻らず、あきらかにキルトのマスを移動して羽毛が片寄っている場合は、布団の中で
キルティングのマチが破れていると思われます。
残念ですが破れてしまったマチは、元には戻りません。そのような場合は中身の羽毛を取り出して新しい側生地に入れ替える事で片寄りを直す方法があります。
【A羽毛が出てきてしまった】
カバーの取り替えの時などに、カバーの中に少し位の羽毛(ほんとに少量)でしたら問題ありませんが、飛び散るくらいにたくさんの羽毛が出てくるようでしたら、何か原因が考えられます。
購入して間もなくでしたら、布団の羽毛噴き出し防止加工(ダウンプルーフ加工)や縫製などの不良が考えられます。そんな時は販売店にスグに連絡をしてください。使用方法が適正であれば元々からの商品の不良ですので、新品との交換か側生地の交換で対処してくれるはずです。

丸洗い(クリーニング)などに出した後に、急に羽毛が飛び散るようになった場合などは、丸洗い(クリーニング)方法の間違いが考えられます。そんな時はすぐに取扱店に連絡をして側生地の交換などの対処をとってもらうように交渉してください。
(*丸洗い・クリーニング方法が間違っていると噴き出し防止の特殊加工が低下する事があります。)

上記以外で布団を干した時などに、うっかり引っ掛けてカギ裂きを作ってしまったり、寝タバコで穴を開けてしまった時などは、購入した時に付いてきた補修布を使って穴をふさいで補修してください。補修布の使い方はそれぞれのタイプによって違いますので、必ず取り扱い説明書を読んで使ってください。
補修布で穴はふさがりますが、長期間の使用や今後の丸洗いの時のことを考えると不安があります。補修布がはがれて中の羽毛が飛び散る前の早目の本格的な補修をお奨めします。

『Point!』
羽毛は針の穴ほどの小さな穴からでも出てきてしまいます。いったん出始めた羽毛は元に戻ることは構造上難しいです。その為、色々な方法で羽毛の噴き出しを防ぐ処置が施された側地が使用されています。ですが、適度な肌ざわりと一定の通気性をもたせた状態で、羽毛の噴き出しを完全に防ぐことは非常に難しい技術だそうです。ですので多少の羽毛が使っている間にカバーの中にたまることは、承知していてください。
【B臭いがするみたい?】

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